2月川柳入選句


<入選句>

1.節分に わたし吹矢で 邪気祓い        板垣 勉
 【講評】

  節分の豆の代わりに吹矢で鬼を追い払うとは、面白い発想です。豆より効くのかも。『邪気祓い』を『邪気祓い』としても良いのでは。

2.最後まで 逃げて行かない 鬼の札    大福 利彦

 【講評】

  逃げて欲しいのに好きななのかなかなか逃げてくれない鬼の札です。貧乏神と同様好かれたくないものです。

3.泣く児には 勝てずお面を 外す鬼    大福 利彦

 【講評】

  思わず微笑み納得させられる句です。泣く児には鬼も降参です。

4.せめぎ合い 心の中の 鬼と神   桑原 康治

 【講評】

  そうなんです。いつも心の中の鬼と神、悪い心と良い心が戦っています。

 
5.見渡して あちこち見張る 鬼瓦   桑原 康治

 【講評】

  日本家屋の屋根には鬼瓦が鎮座し、守ってくれているのです。様式にはないありがたさがあります。

 

6.外見は 良くても内に 鬼が棲む   高橋 美紀子

 【講評】

  悪いことをする人の中にはイケメンと呼ばれるような人が多く居ます。まさしく、この句です。外見だけで判断してはいけません。

 

7.豆まけど 心の鬼は まだ抜けぬ   高橋 美紀子

 【講評】

   普通の鬼なら豆をまけば逃げていきますけど、心の中の鬼はそう簡単にはいきません。どうしたら良いのでしょうか。